ちょっと楽しい日々

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さらっと読めるおすすめの本3冊【ただただ私の好きな本】

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 勉強になる本を読んだあとは、さらっと読めるとても良い本を読みたくなると思います。

 

 先日、たぱぞうさんid:tapazou)の「お金が増える米国株超楽ちん投資術」、堀田秀吾さんの「図解ストレス解消大全」を読みました。

 

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どちらもとても勉強になり、満足感がすごいのでおすすめです。

 

 

 

 

たぱぞうさんid:tapazou)に関しては、ブログでいつも勉強させていただいておりますが、本書もブログ同様、簡潔に、効率・コスト・パフォーマンスを重視した結果であることがめちゃめちゃ伝わってきました。

現在の相場高騰時など、投資に悩んでいる方はぜひ一度読まれることをおすすめします。自分なりの判断の軸が定まってくるかと思います。

 

www.americakabu.com

 

※個人的には、巻末の『幸せ米国株投資あかさたな』がほっこりできておすすめです。たぱぞうさんの優しいお人柄が伝わってきます。

 

図解ストレス解消大全では、100個のストレス解消法とその研究データが示されており、日常なんとなくやっているという事がデータで示されていると分かると嬉しい気持ちになりました。

ガーデニング、家庭菜園だけどやっています。今年は枝豆とバジルと大葉。空き容器で小さくやっています。ちょっとずつ間引き植替えで拡張中。

 

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大体当てはまる項目が多かったのですが、ふて寝は効果無いという項目だけ、よく試験前にふて寝ばかりしていた自分に笑ってしました。(まさかの逆効果)

 

前置きが長くなってしまいましたが、こんな感じで勉強になる本を読んだ後、さらっと読める良い本を皆さん読みたくなると思いますので、私おすすめのさらっと読める本3冊をご紹介したいと思います。

 

※完全好みですが、時折振り返って読みたくなるものばかりだと思いますのでどうぞお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

『父の詫び状』 向田邦子著 

 

父の詫び状 (文春文庫 む 1-1)

父の詫び状 (文春文庫 む 1-1)

 

 

本書は、著者向田邦子先生の子供時代、自分の家庭の回想を中心に書かれたエッセイ集であり、技巧、鮮やかさ、具体的であり続けたストイシズムな文体は、”真打ち”と絶賛され、エッセイの最高傑作、また、生活人の昭和史としても高く評価されている。

短編でありながらも表題にある「父の詫び状」、個人的には「隣りの神様」など、複線の回収まで見事で、読んで良かったと思える読み応えがある。

風景、人の動き、感情などが鮮やかに描かれていて、今の生活とさして変わらないような昭和の情景が、すうっと入ってくる。(向田邦子先生の飾らない表現と人柄がまたいい。)

日常、何気なく過ぎる日々は、こんなにも鮮やかに文字として残るのだと気づかされる。

 

 

 

三島由紀夫レター教室』 三島由紀夫

 

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

 

 

本書は5人の登場人物が織りなす出来事を、手紙のやりとりのみによって構成されている異色の短編小説である。手紙のやり取りで一話が完結するが、物語は手紙の文体で進行していく。

あっさりとした純愛もあって、男女の恋愛について三島先生の適格な分析が随所に書かれていて、恋愛系のHow To 本を読むよりめちゃめちゃためになる仕様である。特に女性が年齢を重ねた場合の注意事項は大変参考になる。

一応レター教室ということで、「結婚申し込みの手紙」、「恋敵を中傷する手紙」など、実際の手紙の文例にも使えるそう。(使ってみたい。)

登場人物、皆いい人で筆が上手い。こうした手紙を書けるような人間になりたいと思ったあなたへ、三島先生のあとがきから、人間関係と手紙の書き方について一言ご紹介。

 

 世の中が変わろうと、人と人との通りいっぺんの付き合い方では「失礼に当たらない」が一番で、例えば正直な感情のぶつけ合いなどは一向に必要とされていないからです。手紙を書く時は、相手は全くこちらに関心がない、という前提で書き始めなければならない。世の中を知る、ということは、他人は決して他人に深い関心を持ち得ない、もし持ち得るとすれば、自分の利害に絡んだ時だけだという、ニガイニガイ哲学を腹の底からよく知ることです。 ※本書あとがきより

 

と、思うと恋愛も人付き合いも、結構楽になりますよね。

若い時はなかなかそれができずに悩んだりします。脳神経学的にそうだから。

 

 

 

 

『どこ行くの、パパ?』 ジャン=ルイ・フルニエ著 河野万里子訳

 

 

どこ行くの、パパ?

どこ行くの、パパ?

 

 

本書は2008年フェミナ賞を受賞。フランス国内で47万部の売り上げを記録し、すでに30カ国に翻訳されている。著者、ジャン=ルイ・フルニエ氏は、フランスで有名な子ども向け人気テレビアニメの原作者であり、また200本近いドキュメンタリーの制作を手掛けるなど、長年にわたりテレビ業界で活躍されたユーモア作家である。

 

上記の通り、著者はフランスで有名なユーモア作家であり、世間からはさぞ華やかで笑いに満ちた人生であろうと思われる一面、その実、家では重度の障害を持つ2人の息子の父親であることが明かされる。

しかし、その息子と過ごす日々はただの悲観的なものでは決してない。これは、ユーモア作家の父親として、障害を持つ子どもの父親として、2人の息子に宛てた最愛の贈り物となっている。

「だから僕は一度だけ、笑顔で君たちのことを話したい。」 

 この本について、多くは語れない。そのため、訳者あとがきから一部を引用させていただく。

ジャン=ルイ・フルニエは、衝撃的なこの物語で、不可能とも思えることに成功した。身体的にも知的にも障害をもつ二人の息子たち、マチューとトマに愛の手紙ともいうべきものを綴りながら、感情におぼれることも同情に訴えることもなかったのだ。それどころか、笑わせるのである。(ヌーヴェル・オブセルヴァトール)

 

流れるような心地よいリズムで、きっとすぐに読めてしまうと思う。それでも、じっくりと深く、優しい気持ちで味わってほしいと思う。

 

 

 

 

余韻。

 

余韻に浸れるのは幸せです。

 

以上、さらっと読める、ただただ私が好きな本を3冊ご紹介させていただきました。

似たような趣向、他にもおすすめの本などございましたらご紹介いただけると嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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